田圃ど真ん中の秘密基地【小学校四年生日記解読018】

1月14日（本）

あしたは、やすみなので
あしたべんきょうをあしたしよう。
となまけた。
そしてあそんでひみつきちをつくった。

いきなり「木」が「本」。
ほんとうにバカだ。
というか還暦を向けようとする現在でも
「休」が「体」と書いてしまう。
わかっているのだけど、書いてしまう。
これってどういう現象。

相変わらず四年生だが
小学校二年生レベルだ。
なのでこのころからイラストが挿入される。
もうこの頃から文筆家は諦め、
デザイナーを目指す貴重な第一歩だ。
これは秘密基地。
イラスト見ると鮮明に思い出す。
やはりビジュアルに勝るものはない。
この日は歩いて30分はかかる植松の
大水行男宅前田圃に立てた秘密基地だ。
四方のあぜ道から見る事の出来る堂々した秘密基地。
確か部屋の中には近くの小川に落ちていたエロ本が祀られている。
この堂々とした秘密基地は一夜城。
二度と訪れた事の無い秘密基地。
今考えれば誰が片付けて、そして大水は叱られたことだろう。とか。
そんなことを「1ミクロン」も60歳になるまで考えたことがなかった。
大らかな時代だったのか。

というふうに18日は【小学校四年生日記解読018】