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「ネコジャラ市の11人」の下敷きのうら。 [彦崎小学校]

200113.jpg


「同級生はみんなもっている」
このイメージは
もしかしてマキチャンの
おじさんがバラまいたか?
どうも当時、この下敷きを学校で
頂いたのだけは覚えている。
この裏面は写真のように
かなり配り易い内容になっている。
当時は交通戦争真っただ中。
後援の日本損害保険協会/協力・文部省・警察庁。
そうか文部省だから
学校で配ったのか!


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マキチャン

いやー、違うなー。僕が配ったのは、伯父にもらったドンガバチョやらなんやらの、キャラクターのシールでした。あの、裏が水色のロウ紙の台紙のヤツ。
by マキチャン (2021-01-13 16:43) 

itaru++

そうか〜やっぱり学校でくばったんかぁ〜。
ドンガバチョシールしらんど〜。
ひょうたん島時代かぁ〜なら小学校二年かね。
by itaru++ (2021-01-13 16:53) 

マキチャン

【おのれ!残念又四郎】

その日、4年生児童は男女とも皆、燃えるような目をしていた。
数日後は“お楽しみ会“が開催される。女子は、馬糞紙と呼ばれる、安手な黄土色の厚紙を使って、江戸時代の街道筋にある、旅人が利用する茶店の休憩小屋を、絵の具で描いている。
そして、4、5人の男子は、同じく馬糞紙で、おサムライさんが腰に下げる、刀を作っている。
持ち手の部分には、ちゃんとツバも付けている。もちろんタカさんが采配を振っているのだ。小道具、背景の大道具の製作が進んでいた。

しかし、道具作りに凝り過ぎて、リハーサルの時間がなくなっている。たいていの場合、凝り性のタカさんが仕切ると、こういう事になる。そんなことを言われる筋合いは無いだろうが…所詮、台本作りを途中退場した身だ。

結局、ぶっつけ本番で、お楽しみ会の4年生の出し物は、全校生徒の見守る中、始まったのだった。

━━━━━━━━━━━━開演━━━━━━━━━━━━━
上手から2、3人の浪人か、刀を構えた格好で、後ろ向きに登場し、同じく浪人に囲まれたサムライが、刀に手を掛けたまま現れる。

「おのれ!残念又四郎」「ここで会ったが百年目」「父の仇!いざ尋常に勝負」

そう言って浪人は、カカトを踏んで突っかけ履きしたうわばきを、後方へ蹴り脱ぐ。
(履き物のつもり)

又四郎は、黙って3人をにらんだまま、動かない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

文字どおり残念ながら、それから先は失念した。しかし、今でも講師を務める大学のホームページには、劇団を主宰する彼のプロフィールが、確かに記されている。


━━━━━おわり━━━━


by マキチャン (2021-01-14 10:53) 

マキチャン

↑【サッポロポテト】のつづき
by マキチャン (2021-01-14 10:55) 

マキチャン

【JOKK-FM】

“ダッダッダッダッダッダッ“
“ピーンポーン“
『タナベサンデスカ?』
『ハイ』
『……』
“ダッダッダッダッダッ“
ーーーーーーー語りーーーーーーー
「イタモト人生第十八回、原作、◯◯◯◯脚本◯◯◯◯演出◯◯◯◯出演◯◯◯◯…」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「あっ!」“ガシャーン“(ジュースの瓶が割れる音)

デーブレコーダーから流れてくるのは、自ら考えた物語に、効果音をつけて、録音したものである。
モチーフは、イタボーが中学へ入学して、すぐに一目惚れした、女子児童の名前で、一部をとって、タイトルにしている。
同じ頃、小松左京原作の“日本沈没“と、“猿の軍団“は、空前のヒットだった。日本沈没は、ラジオドラマにもなった。

僕は、タカさんとイタボーと3人で、福武ビルの地下にある、映画館テアトル岡山で観た。テアトルを出る時、“燃えよドラゴン“の広告ポスターが貼ってあり「次はコレを観てーんよな」と、タカさんが呟いたのを、僕は聞き逃さなかった。
『コレのどこがオモレェんじゃ』と、心の中でディスっていた。

のちに、ブルース・リー主演のこのカンフー映画は、一大ブームとなって、映画、文化、芸能と、あらゆる部分に影響を与えることになる。

僕が、彼の子どもらしいそぶりを見たのは、小学生のときに、探偵手帳を買って、山本均や、タコさん、イタボーらといっしょに、中塚先生に叱られたときと、テアトル岡山のこの時だけだった。


by マキチャン (2021-01-14 15:51) 

マキチャン

【思春期】

彦崎は、灘崎町の中のひとつの地区の名称であり、そこに住む児童が、彦崎小学校へ通う。灘崎町には、ほかにふたつの小学校があって、迫川地区には迫川小学校、七区には、七区小学校があって、彦崎小学校と合わせて、全部で灘崎町には3つの小学校があり、それらに通う児童全て、中学校へ進学する時は、迫川地区以外の者は自転車通学となり、ついでに男子児童は、皆頭髪を丸刈りにしなければならないと言う決まりだった。
今までと、大きく変わるのは、周りの女子児童の顔ぶれだ。
丁度、思春期を迎える時期の男女児童にとって、劇的な環境の変化である。イタボーが一目惚れするのも無理はなく、タカさんも、僕も、好みの女の子が、できた。
中でも特異なのは、ヒロくんで、好きになった女子の、家の前を通っただけで、勃起してしまう━━━ちなみに相手の名前は、富士尚美(仮名)である。━━━という、気持ちのわるい現象まで起きた。それほど中学進学は、センセーショナルな出来事だった。

そうなると、黙っておれないのがタカさんだ。
彼は、母親の鏡台の口紅を使って、自分の唇に塗り、それを便箋の右下へ押し付けて、キスマークを作り、好きですとか、あなたのことを思うと、夜も眠れないとか、テキトーな文章を書き、封書にし、切手を貼って、僕の家に送りつけた。
届いた手紙を読んだ僕は、好きな女子からラブレターが来て、しかもキスマークが付いていることに、大興奮した。
女子児童の名は、森山恭子(仮名)学校随一の才色兼備。オッパイの大きさは、灘崎中で1番だろう。

夢にまで見た森山恭子の、キスマークに、自分の口を当て、キスしたと思っていたのが、タカさんのクチビルだったとは……嗚呼、気持ちが悪い!!

だがその時点で、舞い上がった僕は、森山恭子に返事を書いた。
それを見た森山は、すぐに自分の母親に相談し、挙げ句の果てに、自分の小学校の、恩師の所へまで駆け込んで、事の顛末を事細かに暴露した。

その後、森山宅に電話をかけ、森山母から、激しく叱責を受けた僕は精神的に大きなダメージを受けた。

by マキチャン (2021-01-14 20:49) 

ita

もうすでに中学編!
中身が思いっきりプライベート!
(といってもこのブログはそんなことだが、いいんですそれで)
読んでて少しビビったけど、
ちゃんと偽名で個人情報は守られとる。
おそるべしマキちゃん。
by ita (2021-01-15 17:55) 

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