最初に出会ったのはもちろん我らコンパン。
試験管のような容器に入ったカラフルゼリー。
赤や黄色や水色もあったけ。
竹籤でほじほじして食べるのだ。
冷えていたのか。常温なのか。
そんなことは記憶にないが
いや、たぶん常温なんだろう。
というか一本5円ほどで冷やしていたら
原価割れだ。
当時はニッキ水にしろ
派手な赤に黄色に緑に水色が全盛。
合成着色料の入ってない物はお菓子でない。
というほどの全盛ぶり。
その試験管ゼリーも1970年以前には姿を消している。
調べて見ると
とある東京の試験管ゼリーメーカーで作られていた商品に
当時禁止薬品のデヒドロ酢酸、
安息香酸が入っていたらしい
いわゆる「着色料取り締まり」にあったのだ。
デヒドロ酢酸というのは防腐剤で主にカビ、その他の殺菌効果。
安息香酸はこれも防腐剤でキャビア、マーガリン、
そして清涼飲料水に使用されている。
1968年に製造中止になったといわれる
試験管ゼリー。コンパンから姿を消した。