「こんぴらあふねふね〜。
 おふねにほかけてしゅらしゅしゅしゅ〜」

なんと最後に待ち受けていたのは
金比羅大権現宮の倒壊現場。
もともとの社の形の規模も知らないのだけど
瓦、土壁、柱の量からするとかなりの大きさだったのでは
言えることは彦崎観音1番の金比羅大権現宮より
立派なものだったのだろう。

彦崎三十三観音達成の喜びも束の間
金比羅大権現宮の倒壊には心が痛む。
しかし、瓦をよくよく見ると
波間に浮かぶ舟が描かれているではないか。
これは金比羅そのものがあったんだという
ことを物語っている。

そうそう最後の9番観音。

9番
金比羅宮  (片屋)
不空絹索観音
明治4年 施主:若林龍八郎
花こう石