上馬場【彦崎絶景百選038】

彦崎で広域ナンバー１の馬場部落。
ここが上馬場と知ったのは
最近のこと

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【公益社団法人全国珠算教育連盟】
来たる日曜日に早島町の学校で、ソフトボール大会が開催されるので、男子塾生は全員参加すること。
そろばん塾のセンセーは、女の人で、当時我々の目には25~26に見えた。記憶している限り、我々は路線バスで現地へ向かった。
引率したのも塾のセンセーで、私とやっくんとやっこさんの3人は、赤いカラーグローブを持っていたので4年生の時だ。
現場へ着いた一行が、グランドの隅に控えていると、我々を露骨にディスる集団が通りかかる。

「なんじゃコイツら！カラーグローブなんか持ちやがって」

そこいたのはやっこさんと私しかいなかったし、私にポジションの事も聞いてきて「ショート」と答えたから（5年生の時、学年担任の三鼓先生が私を、ショートからセカンドへ、藤原のとっさんをセカンドからショートへ同時にコンバートした）間違いなく4年生だ。
我々の近くに控えていた塾のセンセー（コトここに及んで、我々と一緒に、のんびり控えている神経も問題だが）が、不意に弾かれたように立ち上がり、大会関係者と思しきおっさんと、神妙な面持ちで何か話していたかとおもうと、やおらこちらの方へやってきて「みんなで応援しよう」と意味のわからぬことを（ポカをやらかした自分を鼓舞して、立ち直らせる意味だったのだろう、いま思えば）言い出した。

理解できない我々は呆然とするばかりだった。塾のセンセーは、なんと大会へのエントリー手続きをしていなかったのだ。

我々は相当なショックを受けていたに違いない。なぜなら、だれもこの事を覚えていないし、だれもこのことについて話すことはなかったのだから。




令和3年9月15(水)18:27
by マキチャン (2021-09-09 15:03)