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幻の彦崎小学校オリジナル制服の謎。1972。 [彦崎小学校]

 

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 彦崎小学校幻の水色超ミニミニワンピース
の謎を追う。

彦崎小学校から
オリジナルの制服を依頼されたのが
1971年あたり。
春・夏用の制服は水色のワンピース(メイン写真)。
秋・冬用は紺色に襟から二本の赤のライン。
50周年記念誌によれば、我が1960年生まれが6年生の時に
制服リニューアルになっている。1972年4月のこと。
赤ライン秋冬制服は1990年の20年まで生き残っている。

ただ、春夏の水色ワンピースだ。
当時の彦崎小学校は念願のプール完成年。
水色というまさにプール完成を祝うが如くのカラーとなるは偶然か?
全般的に膝上数十センチのかなり短いワンピース。
パンツ丸出しでいまいち評判が悪い。
この話を制作当事者のハルさんに直接ぶつけてみた。

「小ロットでサイズ展開の多さに苦労した」
「成長期にある小学生はあっというまにサイズアップしていまう」
という言い訳大行進。当時の女子在校生が100人前後。
小ロットでの豊富なサイズ展開はほぼオーダーメイドなんだが
成長期にある小学生にはベストジャストフィットは困難を極めていただろう。
しかし、ただただ超ミニだ。

実際に小学6年生の修学旅行の記念写真では
ほとんど女子はスカートを押さえ渋い顔をしている。
それはそうだ中には膝上20センチの超ミニもいるわけだ。
しかし、意外と当時の男子(自分も含め)はこのことに気が付いてない。
今思うと残念に思う。(わら

その夏服超ミニミニワンピースにはリボン付きの麦わら風帽子が付き
これはかなり画期的だ。
ただその水色オリジナル時代は3-4年で幕を閉じる。
というか岡南興業から数年で手が離れたので
時期詳細に於いては記憶があやしい。
とにかく夏服ミニミニワンピースは短命を極めている。

その後日談として
この彦崎オリジナル制服の評判を聞き
灘崎小学校の制服も岡南興業が手がけたらしい。
ただそのデザインは通常の制服にマイナーチェンジしたもの
彦崎小学校オリジナルとは異なるモノで
超ミニミニワンピース灘崎小学校バージョンはなかったわけだ。
その後灘崎小学校の制服も地元販売店の絡みで
4-5年で制服からの完全撤退。
そんな歴史がある。

よいわるいは別として
このような独特な、そしてオリジナル豊かな動きが
彦崎小学校にあったことに驚きをおぼえる。
これは大都市の私学ならまだしも
電車、バス通学するでもなく、通学路は田圃のあぜ道中心の
人に会うことは希で、会ったとしても田畑作業の村人だ。
アピールする場が限りなくすくない。
そのような環境において
プロのデザイナーにオーダーしたり、
リボン付き麦わら風帽子を採用したり。
そして水色の超ミニにデザインしたり(結果的に)。
制作側もさることながら、
採用に対するオーダー、ジャッジをした
彦崎小学校の決断に敬意を表したい。


1972年春のお話。


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コメント 2

me

私彦崎小学校を卒業して今春中学に行く者です。今は普通のイートン型ですがまさかこんな時期があったとは…私だったらすごく嫌です。
by me (2024-04-05 17:09) 

itaru++

「ですよね。トホホ」

中学は灘中ですかね。
我々が入学した当時は木造でした
中庭にベプシコーラの瓶の販売機がああたりして
50年前の話です。
今でも戻ることができるのなら
この時代が一番楽しかったです。
中学生活を満喫してください。
羨ましい限りです。

meさん
投稿ありがとうございました。


by itaru++ (2024-04-06 16:36) 

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