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Ceremony and shocking accident |001 [マキチャンコラボ]


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家を建てるとき、上棟式というのをやる。
家の枠組みができた時【むねあげ】と称し、餅や菓子銭貨を撒いて、出来上がる家の、災厄を祓い、あわせて家内安全を願う儀式だ。
メインは、餅撒きだが『スミのモチ』と言うのもある。
家の骨組みの四隅に、中に300、500円(五十三年前当時の相場)程度の、硬貨を埋め込んだ餅をスタンバイし、餅撒きもクライマックスに差し掛かった頃あいを見計らった施主、その他、主要の者が、家の骨組みの下に集合した、町内の人々に、四方からほぼ同時に撒くという、ド派手な演出もあって、血気盛んな若い衆は、誰もが、獲るつもりで、やる気満々なのだ。

彦崎保育園のある日、園庭にあるジャングルジムに登って遊ぶ園児がいた。
ゆきちゃん・タコさん・こーちゃん…いわゆる植松メンバーだ。同時に、札場のイタボーもさらに上に登っており、こぶし半分ほどの、石コロを握っている。
ジャングルジムの、てっぺんに登ったとき、彼の頭の中には、一瞬【むねあげ】の光景が、よぎったのかもしれない。
「むねあげじゃー」と叫んだその数秒後、タコさんの額から、鮮血が噴き出した。

保母の、佐藤先生と三宅先生が、慌てていたから、のっぴきならない状況だと言うのは、子ども心に何となく分かった。ボクもそのジャングルジムに、登っていた。

半世紀以上前の、言わば伝説。
タコさんとイタボー…その後の人間関係に、大きな影響を与える事故だった。
by マキチャン (2020-11-02 07:30)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

現在のマキチャンの脳は冴え渡り、
というか昔から詳細な記憶に驚かされる。
まるでその時代に戻れるタイムマシンのようなのだ。
その貴重な記憶をここに記す。

こんな衝撃な出来事は忘れる事なく、
追加の情報として、この「地獄の棟上げ」はこの流血事件の前に
「プレ地獄の棟上げ」が行われている。
なので今回で2回開催されているのだ。
タコさんごめん。あと、ユキちゃんも。たしか。

(2020-11-04の記事の写真より)
ところでこの写真のジャングルジムはどこ?
よく考えたら、
保育園の南西の角ならこの民家は当時あったはず。
ということわよ。
すでに今の彦崎小学校の一部にジャングルジムがあったのか?
記憶では保育園の南庭にあったはず。
ここはどこ?
と少し調べたら、1961年の彦崎上空から撮った空撮。
当時から4-5年前だけど、家がない。
その査定背景範囲にもなんにもない。
写真の通り、後ろは田圃だらけ。たしかに。
なのでジャングルジムは園内にあるとほぼ確実。
(というか1961年段階でまだ彦崎保育園は出来ていなかったのだ。
 岡南もないし、コンパンもない)
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